「んー……」

「師父？　考え事かい？」

「今ものすごく考えていたんだが。」

「悪い。
　すっげぇどうでもいいことな感じするさ。」

「俺にとっては非常に重大な悩みだぞ！
　お前にだって関係することだからな！」

「あー…トレーニング内容とか？」

「違う。」

「新しいトレーニング機材とか？」

「違う。」

「え、他……っ？！
　他を考える余裕ある？その頭。」

「あるある！あるから！！」


　ちょっと　ひと息。


「天化には俺がどう映っているのかよくわかったよ。」

「本気で思ってるからヨロシクさ。」

「…………」

「冗談ってことにしとくさ。」

「まったく。
　俺だって、夜伽とかびや「黙れ。」

「……コホン。
　とにかく、多くの思考回路を持っているんだからな！
　27本くらい！」

「どこのへっぽこ魔術師さ！」

「……はぁぁ。
　なんだか天化と話していると
　話が何処か変なところに行ってしまうな。」

(雲中子さんとかと話しているときは行かないのか……？)

「せっかく珍しくあんにゅいに浸ってたのに。」

「見た目通り、やっぱ悩み少ないんかい？」

「まぁな。
　だって悩むより、壊した方が建設的だろー？」

「何をさ。」

「たとえばさ？
　原始のジジイがむかつくなーって結構あるだろ？」

「俺っちの日常には滅多にないさ。」

「なんでだよ、
『あの髭うぜぇ』とか、
『グリーンジャンボから訴えられろ！』とかさ。
　お前思わないの？」

「国言いたいなら、それグリーンランドさ。」

「どっちも緑色だろ？」

「広義過ぎるさ……」

「サンタさんの服は赤いのにな。
　トナカイさんの鼻も赤いのにな。」

「……もみの木は緑色なんだから許してやってほしいさ。」

「なるほどな……もみの木に囲まれているからグリーンランド……っ！
　奥が深いな！」

「すげぇ浅い見解さ。
　で？原始天尊様にイラついた時だっけ？」

「そうだったな！
　そんな時って、どうやったら黙らせられるか考えるより
　リミッツボトル３本飲んで天狼滅牙しちまった方が早いだろー？」

「てん……？」

「ま、ドーピングして必殺技ぶっこんで昇天させれば早いってこと。」

「あ、そう。
　で？さっきは何考えてたさ？」

「え？」

「え？、って、
　原始天尊様の話とか、サンタさんの話とかの前さ。
　あーた考え事してた、よな……？」

「えーっと……あー……」

「…解消した様で何よりさ。」

「ち、ちがうぞ天化！
　えっと……鉄製ダンベルと鉄アレイの違いじゃなくて……」

(鉄製ダンベルと鉄アレイって違うんかい……？)

「あ、そうだ。そうだった。」

「で、何悩んでたさ？」

「俺、最近こけること増えてさ。」

「こける？転ぶってことかい？」

「そうだな、転ぶと同じなんだが、
　…いや、転びはしないか。空中三回転ひねりで回避出来ているし。」

(着地の時に両手広げてTの字なのが見えるさ……)

「でも、なんでそんなんなってんのかなって考えてた。」

「そーやって何か考えてっからじゃないんかい？」

「あー……」

「……思い当たる？」


　一度真剣に頷いて。

「ものすごく思い当たるぞ。
　……じゃあ一生転び続けるな、俺。
　こんな歳でどうしようもないな。」

「そっちの悩みを解消したら良いんじゃないのかい？」


　ほとほと困り果てた顔で笑って見せた。


「ばーか。
　好きな奴の事を考えられる幸せを捨てられるはずないだろ？」






















大体同じ頃に開いたらしい道天サイトさまがあったので。
しかもまだ運営中とか。
確か７年目入るんだよね？オレ。
2005年で……合ってんだよ、ね？
PCサイト様だと思うんだけど、
そちら様が同年４月に開設したとのことで。
あれ？
オレとどれくらい違うかなーと指折り指折り。

そんな訳で、なんだか衝動的に
道天書いてしまいました。

別なのというか、日常(見ちゃダメ！な)書こうと思ってたんだけどねー。

就職前に何やりたいのか分かんなくって考え方ググってたら
へこんで、小さくなっちゃって(苦笑)

色んな人の考え方あるよね、
俺はその中から肯定できるというか、
自分の中に溶け込ませれるもの探さなきゃなんだけど、
そう易々と見つからなくて
ぶくぶくと深海から泡を送るよ。


それじゃ、今日はこんなところで。